ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
進和ホームの小塚です。

戦後の急激な住宅需要の影響で、
工業製品を多用した家づくりが主流となり、
その結果、シックハウスが大きな問題となりました。
昔のように木や土などの
自然素材で建てられていた家では
考えられなかった現象です。
現在では、建築基準法により
化学物質の使用量が厳しく規制されています。
しかし、シックハウスと同様に、
建物が人体に重大な健康被害を
もたらすもう一つの原因が
あることをご存知でしょうか?
それは『低断熱』です。
低断熱がもたらす健康被害
1. ヒートショック
ヒートショックとは、
家庭内の急激な温度差が
体に悪影響を与える現象です。
特に冬場は、湯温と浴室の
温度差が大きくなるため、
心停止が夏季の約10倍も発生します。
浴室の次にトイレでの発生率が高く、
毎年1万人以上がこの現象で亡くなっています。
2. 血圧への影響
室温が低いと血圧が高くなる傾向があります。
特に、60歳以上の高齢者は室温の影響を受けやすく、
高血圧症の方には大きなリスクがあります。
3. 呼吸器系疾患への悪影響
低断熱住宅では暖房が効きにくいため、
石油ストーブやファンヒーターを
使用することが多くなりますが、
これらは室内の空気を汚し、
ホコリを舞い上がらせます。
また、結露が発生しやすく、
カビが生えやすくなるため、
喘息などの呼吸器系疾患を持つ方
にとっては大きな負担となります。
「暖かい住まい」が健康に良いこと
は知られていますが、
低断熱が身体に与える悪影響まで
理解している方は少ないようです。
一般的に室温が18度未満になると
健康被害のリスクが高まる
と言われていますが、
年齢や健康状態によって個人差があります。
堺市で注文住宅を検討する際には、
住宅と健康の関係性を十分に考慮し、
快適で健康的な住まいを目指しましょう。
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