家の中の温度差がなくならない理由とその対策~寒い部屋・暑い部屋が生まれる本当の原因とは~
- kozuka25
- 1 日前
- 読了時間: 3分

「リビングは暖かいのに、廊下やトイレが寒い」「夏になると2階だけ異常に暑い」
このような家の中の温度差に悩んでいる方は非常に多く、特に築年数が経った住宅や建て替えを検討している方からよく聞くお悩みです。
実はこの温度差、エアコンの性能が低いからでも年齢のせいで寒く感じるからでもありません。
この記事では、
✔ 家の中に温度差が生まれる本当の理由
✔ 放置すると起こるリスク
✔ 注文住宅・建て替えでできる具体的な対策
を、住宅の専門用語をできるだけ使わず、わかりやすく解説します。
1. 家の中の温度差がなくならない一番の理由
結論から言うと、**家の中の温度差の最大の原因は「断熱と気密の不足」**です。
● 断熱が弱いとどうなる?
断熱とは、外の暑さ・寒さを室内に伝えにくくする性能のこと。
断熱性能が低い家では、
冬:暖かい空気が外へ逃げる
夏:外の熱が室内に入り込む
その結果、部屋ごとに温度ムラが発生します。
特に、
廊下・トイレ・脱衣所
北側の部屋
2階の天井付近
は影響を受けやすい場所です。
2. 「エアコンを増やしても解決しない」理由
「寒い部屋にエアコンを付ければいいのでは?」と思われる方も多いですが、これは根本的な解決になりません。
なぜなら、
暖めてもすぐ冷える
冷やしてもすぐ暑くなる
という状態が続くからです。
これは、バケツに穴が開いたまま水を入れている状態と同じ。
光熱費がかかるだけで、快適さは改善しません。
3. 間取りと空気の流れも温度差を生む
温度差は断熱だけでなく、間取りや空気の流れも大きく関係します。
● よくある原因
吹き抜けがあるが断熱が弱い
階段が寒さ・暑さの通り道になっている
ドアや建具で空気が分断されている
空気は自然に移動します。この動きを考えずに間取りを決めると、「暖かい場所」と「寒い場所」がはっきり分かれてしまいます。
4. 家の中の温度差が引き起こす深刻な問題
温度差は「不快」なだけではありません。
特に40~60代以降では、次のようなリスクがあります。
● ヒートショック
暖かい部屋 → 寒い脱衣所・浴室
血圧が急激に変動
心筋梗塞・脳卒中の原因に
実際、冬場の事故原因として問題視されています。
● 健康・生活への影響
冷え性の悪化
睡眠の質が下がる
家の中で動くのが億劫になる
つまり、温度差は暮らしの質を確実に下げる要因なのです。
5. 温度差をなくすための根本的な対策
① 断熱性能を家全体で考える
部分的な断熱では意味がありません。
壁・屋根・床
窓(サッシ・ガラス)
を家全体でバランスよく強化することが重要です。
特に窓は、家の中で最も熱が出入りしやすい部分。高性能な窓にするだけでも体感温度は大きく変わります。
② 気密性能を高める
気密とは、隙間の少なさのこと。
隙間が多い家では、
暖かい空気が逃げる
冷たい外気が入り込む
ため、どれだけ断熱しても効果が半減します。
断熱+気密は必ずセットで考えましょう。
③ 空調計画を含めた家づくり
これからの家づくりでは、
部屋ごとにエアコンではなく
家全体を考えた空調計画
が重要です。
高断熱住宅なら、少ないエアコンで家中の温度を安定させることも可能になります。
まとめ:温度差は「家の性能」で決まる
家の中の温度差がなくならない理由は、
✔ 断熱・気密不足✔ 空気の流れを考えていない間取り✔ 部分的な対策で済ませている
ことにあります。
逆に言えば、正しい考え方で家づくりをすれば、温度差は確実に減らせます。
これから注文住宅や建て替えを考えている方は、ぜひ「デザイン」や「設備」だけでなく、家全体の温度がそろうかどうかという視点を大切にしてください。
それが、将来の健康と快適な暮らしを守る一番の近道です。






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